スタッフのいえ
家族四人、もののすべてに目が届く部屋

2026/10/01
今回は、『再生ポリプロピレン入り メイクボックス』や『ポリプロピレン 収納ケース』 などを取り入れ、わかりやすいのにすっきり整理されたくらしを送る、原さんを訪ねました。
集合住宅/四人ぐらし
写真・幸喜ひかり

原さん
無印良品のとあるお店で、生活雑貨小物を担当。旦那さま、お子さんふたりの四人暮らし。
使うものを、取り出しやすく。ステンレス ユニットシェルフ

無印良品ではたらきはじめて、ちょうど十二年。
ひとりぐらしから結婚、そして出産と、ライフステージが変わっていったその間もずっと、原さんの傍らには、無印良品の家具や日用品があった。
「学生時代から、無印良品が好きでした。その頃はお菓子や文房具を買っていて、ひとりぐらしをきっかけに、家具を揃えはじめたんです。
最大の魅力は、サイズの規格が変わらないこと。十年前に買った家具に、いま手に入れた収納ケースが、ぴたっと収まる。だから、住まいが変わっても、家族が増えても、くらしを柔軟に組み替えていけるんだと思います」

『ステンレスユニット シェルフ』で組まれたキッチンのカップボードと出会ったのは、六年前。家族四人でくらす、いまの住まいへ移り住んだときだった。
「ひとり目のこどもが生まれ、食器が増えるタイミングで、ずっと憧れていたガラス引き戸のカップボードを買いました。棚板はウォールナットです。
床の色が明るめなので、濃いウォールナットと合うか悩んだんですが、あえて色を揃えすぎず、テーブルなどを含めた濃淡のグラデーションをつくることで、部屋を整えました」





家族四人で住むというが、カップボードに収まる食器の数も、足元のファイルボックスに収まっていたストックの量も、驚くほどすっきりしていて、けっして多くはない。
しかし原さんは、これがいまのくらしに適正な量だと言う。
「この範囲で収まるように意識して、ものが溢れないようにしています。いまの自分たちのくらしでは、ここから溢れるほどのものは、まだ必要としていないので」
入りきらないほどにものを持ちはじめたら、それが見直しのサイン。
手に入れたシェルフを、持つべきものの範囲を示す”枠”と捉えて、物理的にも、意識の面でも、不用にものが増えることを抑えていた。



キッチンでは無印良品の道具が、さまざまな場所で活躍していた。
たとえば、冷蔵庫に入っていた総菜のつくり置きは、すべて蒸篭(せいろ)で仕込んだものだという。
「蒸篭、いちばん気に入っているアイテムです。流行っているときには手を出さず、少し落ち着いた頃に試してみたら、すごく良くて……もっと早く買えばよかった!
蒸すだけで、素材のおいしさが全然違います。野菜も本当に甘くなるので、子どもたちが驚くほど食べてくれるようになりました」






キッチンツールも、不用に数は持たず、使い勝手の良いものを厳選した少数精鋭。
ちなみに、お気に入りの道具は『分解して洗える キッチンばさみ』なのだそう。
「切りやすいので、ほぼ毎日、使っていますね。お肉を切るときにも、もう包丁は使っていません。
分解して洗いやすいところも、清潔が保たれて良いですし、かといって、使っていて刃が外れてしまうこともない。安心感があります」




持ちすぎず、わかりやすく。再生ポリプロピレン入り メイクボックス

シンク脇にある、二段になった、つくりつけの棚。
そこへ奥行きぴったりに『再生ポリプロピレン入り メイクボックス』が収まったとき、「ストックを持ちすぎず、わかりやすく把握したい」と考えていた原さんのキッチンに、小気味の良い、明確な枠組みがうまれた。
「角が丸くて、汚れを拭き取りやすいメイクボックスは、キッチンでの調味料や食料品の保管に最適なんです。
しかも、中が透けてみえる半透明。蓋を開けなくても、ストックの減り具合がひと目でわかります」
買い置きは、レトルト食品も茶葉もお菓子も、ここからあふれてしまう量は持たない。
メイクボックスが枠になった“適正量”が、住まいの見た目も、日々の家事そのものも、迷いなくすっきり、わかりやすく整えてくれている。
「メイクボックスの容量を、適正な量の基準にしています。ここに入るだけを持って、減ったらここに入るまでを補充します」



ストックを収めていたメイクボックスには、持ち手としてあいた穴の下に、手書きのラベルが貼られていた。
その正体は、同じ長さに切り取られた、ミシン目入りのマスキングテープ。
「どこになにがあるのか、だれがみても迷わないように、ラベリングをしています。
無印良品の白いマスキングテープは、半透明のケースともなじみが良くて、かつ文字が読みやすいんです」
なにがどこに入っているのか、わかりやすく明示されている、原さんのキッチン。
それでいて、情報量がくらしの中でノイズにならず、自然に溶け込んでいる。



玄関には、最も古い家具のひとつと語る『コの字の家具』が佇んでいた。そして壁には、新旧世代の入り交じった『壁に付けられる家具』。
濃いこげ茶は以前取り扱いのあった、原さんが長年愛用してきた家具に共通する色だ。
「この『コの字の家具』は、ひとりぐらしの頃に手に入れたもので、もう十年以上は使っています。買った当時はキッチンで、炊飯器などを置いていました。場所を選ばずに使えるところが良いですね」




子どもたちに、達成感を。やわらか ポリエチレン ケース

だれにとっても、迷わず、わかりやすく。
それでいて、どう片づけても、自ずとすっきり整うように。
一貫した原さんの収納に対する考えは、お子さんのおもちゃ収納にも表れていた。
「子どものものをしまうなら、『やわらか ポリエチレン ケース』がいちばん。軽くて角がまるいので、もしぶつかってしまっても安全ですよね」
さまざまな大きさや色、かたちのものが寄せ集まった、おもちゃの数々。
それらを仕分けて整理するのは、同じ「中」サイズを12個揃えた『やわらか ポリエチレン ケース』だ。
ちょうど『パイン材 ユニットシェルフ』にぴったり収まるように整えて、ここへ迷わず戻せる“仕組み”をつくった。




色あざやかで、かたちもさまざまな、子どもたちのおもちゃ。
原さんは、夕飯前にふたりのお子さんと三人で行う「おもちゃの片づけ」を、日々の決まりごとにしている。
「ボール係、ぬいぐるみ係、と分担を決めて、『やわらか ポリエチレン ケース』や『再生ポリプロピレン入り メイクボックス』に、ポイポイと投げ込むだけ。
そんな片づけの習慣を、隣で見守りながら一緒に向き合っています。かんたんだけど、子どもたちもゲームのように、達成感を楽しんでくれていますね」
細かすぎる分類は捨て、子どもたちの目線に合わせた「入れるだけ」の、わかりやすい仕組み。
フタの開け閉めが子どもにもできて、自分たちだけで片づけができる『やわらかポリエチレンケース』が、「できた」想いとともに一歩ずつ、子どもなりの自立心を育んでいく。



リビングでおもちゃの片づけに活躍していた『やわらか ポリエチレン ケース』は寝室でも、くらしの収納に役立てられていた。
こちらでは、クローゼットの役割を託された『スチール ユニットシェルフ』の足元に、やはり「中」サイズが上下で6つ、入れられている。
「ワードローブは壁と同じで白く、抜け感のあるスチールのユニットシェルフにしました。キッチンは水回りなので、水に強いステンレスを選んだのですが、こちらは将来、子ども部屋で使うとなったときに、移動しやすい軽さもあったほうが良いな、と」
子どもが大きくなれば組み替え、パーツを買い足していけるところも良いと考えて選んだ『スチール ユニットシェルフ』。
ただし、いまはあくまで、この84センチ幅の一台のみ。
「ここへ収まるように、ということで、持つべきアウターの“枠”にしています」




そして、原さんが一家の寝台に選んでいたのは、シングルとダブルを二台連結した『脚付マットレス』。
最初の一台をいまの住まいへの入居と同時に使いはじめて以来、ずっと愛用してきた、お墨付きの愛用品だ。
「無印良品ではたらきはじめて、すぐに買ったので、十年ほど経ちました。子どもが上でぴょんぴょん跳びはねているけど、意外とへたらなくて……丈夫ですよね」
そのように、無印良品のものをくらしの中で実際に使っていることは、スタッフとしてお店に立つときにも、活かされているという。
「スキンケア用品も、無印良品を使っています。それが自分に合うというのも理由ですが、実際に使っている人のエピソードを聞けると、もし自分が逆の立場だったら安心感があるな、と。
それに、使ったうえでお伝えできるようになれば、自分も話しやすいと思うんです。成分などのメリットをお伝えしたうえで、ユーザーとしての正直な使用感も、あわせて伝えるようにしています。最後は、お客さまが決めてもらえるように」。




入るだけ、入れ替えるだけ。ポリプロピレン 衣装ケース

「ここに入る量だけを、持つようにしています」
原さんの住まいづくりを貫く、明確な決まりごとのひとつ。それは、収納の中に入るぶんしか持たないという、しまい先で物量を自制する在りかただ。
カップボード下のストック、コンロ横の食材や調味料、そして、子どものおもちゃ。
それぞれの収納が“枠”となり、持つべき量について、はっきりと線引きをしている。
押入れに重ねられた、『ポリプロピレン 衣装ケース』に収まる衣類も、そのような“枠”の下で吟味されたもの。
「夫と自分、こどもがふたり。四人分の衣類はひとりずつ、それぞれの引き出しを分けて、ここに入るまで、と決めているんです。
ケースがしまりにくくなれば、持ちすぎのサイン。増えたぶんだけ、手放していきます」
ともすればストイックにも映るが、当の原さんはむしろその合理性を、迷いを払い、くらし明快にするルールとして、軽快に取り入れている。


愛用しているのは、たたんだときに高さが揃いやすい『ポリプロピレン 衣装ケース』の小サイズ。押入れにぴったりと積みあがり、空間を使いつくせている無駄のなさが、気に入っているそうだ。
そして、閉じられた側のふすま裏には、やはり同じように収納ケースが積みあがっているという。
「隠れている側には、シーズンオフの衣類が入っています。季節が変われば、衣替え。中身の詰め替えはせずに、同じかたちの引き出しごと位置を入れ替えています」


くらしの物量について、上手に「持ちすぎ」を抑えている原さん。
しかしながら、裏を返せばそれだけ、手元に残してきたものへの愛着が深い、とも受け取れる。
『コの字の家具』や旧世代の『壁に付けられる家具』など、ながく大切に愛用し続けている家具へのまなざしは、とてもあたたかい。
そして、かけがえのない家族の記録や想い出も、そのような深い愛着とともに、手元で愛おしんできたものだ。
子どもの成長を残した写真は、見返せるようにプリントし、アルバムへきれいに整理している。ふたりのお子さんが手がけた絵や作品も、成長の証として、ひとりにひとつずつ、ふたつの『コシャー箱』へそれぞれ大切に保管してきた。
「この『コシャー箱』は、子どもの作品をしまっておくのに、大きさがちょうど良いんです。かたちが揃わない作品でも、気にせず詰められますし、紐で結んで留めるので、ふくらみも許容してくれる。意外と入ります」





自らが把握しきれる「適正な量」を知ること。
そして、ものを持ちすぎないことで、自分にとって大切なものはなにか、と日々問い続けていくこと。
原さんのくらしぶりと、それを支える家具や雑貨のしつらえには、足るを知る潔さと、迷いなく物事が流れる明快さが、幸せに共存している。
「狭い家だからこそ、自分の目が届く範囲で管理ができます。散らかっても、すぐにリセットできる仕組みがあるから、子どもの遊びもいらいらせず、寛容に見守れるようになりました。
自分が把握できる空間で、必要なものを、管理できる量だけ持つ。それが、気持ちの面でも自分たちらしくいられるのだと思っています」
“必要かつ充分”をまっすぐにみつめた、そんな健やかな日常が、自分にも心の余裕をもたらしてくれた、と原さんは語る。
「たまに子どもと一緒に『コシャー箱』を開けるんですが、当の本人たちがとても幸せそうに、中の作品を見ているんですよね」

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