ゆらぎに寄り添う。養生日和
冷え知らずの体へ。心も体もほぐれる、ぽかぽか養生

2026/01/27
取材と文・高浦彩加 撮影・藤井由依
20代の頃、心身の不調から回復する過程でアーユルヴェーダに出合い、国内のクリニックで学びながら自宅での実践をスタート。その後、より深く本質を理解したいとの思いからインドへ渡る。2013年以降は、米国クリパルセンターのアーユルヴェーダ学部にて、継続的に学びを深めている。米国NAMA認定アーユルヴェーダヘルスカウンセラー資格のほか、米国クリパルセンター公認ヨガ教師など多数のヨガ資格も取得。
インド・スリランカ発祥の約5000年の歴史をもつ伝統医学で、食事や呼吸法、マッサージ、ハーブやスパイスなどを用いながら、心と体の健康を維持・増進し、病気を予防することを目指す。アーユルヴェーダでは、人間を含め、自然界のすべてのものが「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つのエネルギー(=ドーシャ)から成ると考える。3つのバランスによって一人ひとりの体質が決まり、季節やライフステージによってもそのバランスが変化する。



とにかく体を冷やさない工夫を
冷えと乾燥が深まる冬は、アーユルヴェーダでは、冷、乾、軽、動といった質を持つ風のエネルギー『ヴァータ』が過剰になりやすい季節とされています。
中でも、最も寒さが厳しい1月下旬〜2月上旬は冷えがピークに達するため、体の内側からも外側からも「とにかく“あたためる”ことを暮らしの中で意識的に取り入れましょう」と三浦まきこさん。
「オイルには体を温める質があるので、前回ご紹介したオイルケアは引き続き行ってください。足首から下は特に冷えやすい部位なので、お風呂上がりにオイルマッサージをしたら、すぐに自然素材の靴下やルームシューズなどをはき、寝る前まで冷やさないようにしましょう」

湯たんぽや電気毛布といったあったかアイテムも、家で過ごす時間に積極的に活用を。また、外出時にも防寒のポイントがあるといいます。
「前回のオイルマッサージでもお伝えしたとおり、耳は冷えやすく、『ヴァータ』が増えやすい感覚器官。イヤーマフラーや帽子を取り入れて耳をあたためると、心身ともに落ち着きを感じられますよ」
白湯と煮込み料理で内側からぽかぽか
温めるインナーケアとして手軽なのが、白湯をこまめに飲むこと。「家にいるときだけではなく、水筒で持ち歩き、外出先でも一日を通して、少しずつ飲み続けましょう。白湯にスパイスを入れるとより体があたたまるので、好みに合わせて取り入れてみてください」

この時季の食事のポイントは長く火を入れること。
「煮込み料理や、鍋はとても良いです。特に、骨からでるだしは、『ヴァータ』の養生になるので、参鶏湯やコムタン、水炊きといった料理はおすすめ。体をあたためるスパイスや生姜が入っていればベターですね」
旬の食材を選ぶのも手軽に実践できる養生法の一つ。煮込み料理と相性が良い根菜類などの冬野菜は体をあたためるため、積極的に取り入れて、冬の食事でおいしく体を整えましょう。
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