花粉で敏感になった肌へ。ゆらぎを整えるセルフケア

無印良品 スキンケア 皮膚科医 小林智子 敏感肌

おたより/ゆらぎに寄り添う。養生日和

2026/02/13

季節の移ろいや、年齢を重ねる中で、日々変わりゆく心と体。そんな誰もに訪れる“ゆらぎ”に耳を傾け、健康をサポートし、“感じ良い”暮らしへと導く養生の知恵を、無印良品からお届けします。2月下旬から気になりはじめる花粉。花粉症の人もそうでない人も、肌がゆらぎやすい春に向けて、肌バリアを高め、快適に過ごすコツを、皮膚科専門医の小林智子さんに教えてもらいました。
取材と文・山本加奈 撮影・藤井由依
小林智子
小林智子さん(皮膚科専門医)
こばとも皮膚科院長。医学博士。同志社大学アンチエイジングセンター研究員。日本医科大学卒業後、名古屋大学皮膚科入局。博士課程在学中に米ノースウェスタン大学に留学し、帰国後クリニック勤務を経て、2024年にこばとも皮膚科開業。専門医の観点から美容に関する正しい知識の発信を行い、『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全(WAVE出版)』『キレイを育てる 美肌栄養事典(主婦の友社)』など著書多数。

花粉、PM2.5……外部刺激でゆらぎやすい肌

花粉が気になりはじめる2月下旬。花粉症の人も、そうでない人も、かゆみを感じるなど肌が敏感になりやすい季節です。

小林智子さんによると、花粉が肌に付着して起こる肌トラブルを「花粉皮膚炎」といい、花粉症ではない人でもかゆみを訴えるケースが増える時季だそう。

花粉皮膚炎には、二つのパターンが。一つは「花粉にアレルギー反応を起こして肌荒れするケース」、もう一つは「花粉の刺激によって肌が荒れるケース」です。

「実は、後者の刺激性によるケースが意外と多く、花粉だけではなくPM2.5などの大気汚染物質なども原因に

たとえ、健康な肌ではトラブルが起きなくても、肌がゆらいでいる状態だと、目の周りを中心にかゆみや赤みが出やすくなります。ホームケアでは、保湿による肌バリアの健全化がポイント

肌は、外からの異物や刺激を防ぎ、内側の水分蒸発を抑えるバリアとして重要な役割を担っており、肌のバリアが低下すると外部刺激に敏感になり、炎症を起こしやすくなります。

スキンケア、メイク、インナーケアをひと工夫

肌がゆらいでいる時は、普段使っているスキンケアでも刺激になる可能性が。そんな時は、極力シンプルなスキンケアに切り替えて。

「洗顔は泡でやさしく、肌に付着した花粉を落とします。洗顔後は乳液などの保湿アイテムに加え、乾燥しやすい部位にはワセリンを重ねるなどシンプルケアに変えて様子を見ましょう

現在市販されているワセリンの多くは、純度が高く、刺激になりにくい保湿剤で、肌を保護する作用があるうえ、「花粉から肌を守る効果も期待できる」と小林さん。

メイクアップに関しては、よくある誤解が。

「肌の調子が悪いからといって、メイクをまったくしない方がいらっしゃるのですが、日焼け止めは塗るように。また、パウダーは刺激物質が肌に直接触れることを防ぐ効果があるため、肌の状態が悪いときは軽めのパウダーなどでベースメイクをすることをおすすめします」

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ホームケアでかゆみが改善しない場合は炎症を起こしているサイン。

「肌バリアがかなり低下している状態なので、皮膚科を受診し、薬を使って炎症を抑えることが優先です」

また、顔だけではなく、この時季かゆみを感じやすいのが頭皮。

「1日1回、爪を立てず、やさしく頭皮の汚れを落とすように洗髪を行い、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。意外と多いのが、半乾きでドライヤーを終えてしまっているケース。頭皮の環境悪化につながるので注意してください」

肌バリアを整えるには、内側からの水分補給も欠かせません。

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1日1.5Lの水分補給は、肌の水分量を上げ、肌バリア改善につながることがわかっていて、肌が敏感になっているときほど、水分補給を心がけましょう。

クエン酸を含むレモンは血糖値の上昇を抑え、肌の老化につながる糖化や、紫外線などによる酸化を予防するのに役立つため、レモンスライスやレモン汁を加えたレモン水を取り入れてみるのもおすすめですよ」

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